concrete5.7以降のサイト設定ファイルはconcrete.php(旧site.php)で変更
concrete5の管理画面から変更できないサイト設定がいくつかあると思いますが、site.phpに直接記述すると簡単に変更する事ができます。しかしバージョン5.7以降はsite.phpが廃止され、替わりにconcrete.phpというファイルでサイト設定を変更します。
concrete.phpのファイルの場所
application/config/concrete.php になりますが、最初はconfigフォルダ内にはconcrete.phpは存在しないので、自分でファイルを作成する必要があります。
混同しないように要注意
application/config/generated_overrides/ 内に同じくconcrete.phpが存在しますが、 管理画面で設定した項目を自動的に書き出したファイルです。このファイルは直接修正しないようにしてください。
concrete.phpの記述方法
以下がconcrete.phpのサンプルになります。変更したい設定をconcrete.phpに記述していきapplication/config/ にアップロードします。
<?php return array( 'seo' => array('title_format' => '%2$s | %1$s'), 'external' => array('news_overlay' => false), );
おすすめのサイト設定項目
concrete.phpで良く使いそうなおすすめの設定項目をご紹介します。concrete.phpにコピペしてお使いください。
ページタイトルの順番を『ページ名 | サイト名』に変更
concrete5のページタイトルはデフォルトだと、『サイト名 :: ページ名』ですが、SEO的に良くないので、順番を逆にして『ページ名 :: サイト名』に変更する設定方法です。『::』部分も好きなように変更できます。例では『|』に変更しています。
%1$sがサイト名、%2$sがページ名を表します。
‘seo’ => array( ‘title_format’ => ‘%2$s | %1$s’),
ログイン時のニュースを非表示に変更
管理画面にログインすると表示されるconcrete5関連のニュース画面を非表示にする設定です。ウェブサイト開発者向けのニュースなので、お客さんに納品する時には非表示にした方が良いと思います。
‘external’=> array(‘news_overlay’=> false),
jpg画像の圧縮率を100に変更
concrete5の管理画面のファイルマネージャー経由でjpg画像をアップロードすると、圧縮率をデフォルト設定の80にしてしまいます。せっかくアップロードする前に最適化したのに画像が荒くなってしまう可能性があるので、圧縮率を100にすることをおすすめします。
‘misc’ => array(‘default_jpeg_image_compression’ => 100),
管理画面のconcrete5のロゴを変更してホワイトラベル化
concrete5の管理画面の左上に表示されるC5のロゴをオリジナルの画像に変更することができます。ホワイトラベル化することで制作会社の場合は独自CMSのように見せる事もできますし、お客さんのロゴに替えることでオリジナル感を出すこともできます。
logoの部分は、ロゴ画像のURLをフルパスで記述します。
nameの部分は、ロゴ画像のtitleタグに使われるので、制作会社名やお客さんの会社名などで良いと思います。デフォルトはconcrete5です。
'white_label' => array( 'logo' => 'ロゴ画像のURL', 'name' => 'ロゴ画像のtitleタグ名',)
その他の設定項目
上記でご紹介した以外の設定項目はconcrete5/config/concrete.phpを参照してください。concrete5のデフォルトの設定になります。コアファイルなので絶対にこのファイルを直接修正しないようにしてください。