Googleアナリティクスのnot providedで隠れた検索キーワードを調べる方法
自分のウェブサイトの訪問者がどのようなキーワードで検索して来たのかGoogleアナリティクスを使ってチェックすると、一番上に(not provided)が表示されていると思います。しかも検索キーワード全体の80~90%位がnot providedになっていませんか?
Googleアナリティクスにログインし、集客 > キャンペーン > オーガニック検索キーワード
そもそもnot providedとは?
通信データを暗号化する為にSSL(Secure Sockets Layer)を使ったページ(URLの最初がhttps)で検索した場合、not providedになってしまいます。
検索エンジンをほぼ独占しているGoogleはSSLを使っているので、Googleで検索されたキーワードはnot providedになることがわかります。
ですので、表示されている検索キーワードは、Google以外でSSLを使用していない検索エンジンからの流入だという事になります。
not providedの中身を調べる方法
検索キーワードの大半を占めているnot providedの中身を知る方法ですが、完全で正確な検索キーワードを調べることはできないようです。
しかし、GoogleのSearch Console(旧Google Webマスターツール)を使う事である程度なら調べることができます。
Google Search Consoleでnot providedのキーワードを調べる
1. Google Search Consoleにログインし、検索トラフィック > 検索アナリティクス をクリックします。
2. デフォルトはクリック数しか選択されていないので、表示回数、CTR、掲載順位にもティックをいれます。
3. グラフの下にGoogleアナリティクスでは表示されていなかった検索キーワードとそのクリック数、CTR、掲載順位を見ることができるようになります。
まとめ
Google Search Consoleの検索アナリティクスを使う事でGoogleアナリティクスではわからなかった検索キーワードを調べることができました。何か言葉だけだとややこしいですね。
今後ますますウェブサイトのSSL化が進む傾向にあり、Google以外の検索エンジンもSSL化するのも時間の問題だと思います。Googleアナリティクスのオーガニック検索キーワードがすべてnot providedになる日が近いかもしれません。
仮にそうなればGoogleアナリティクスで何らかの対策がされると思いますが、Search Consoleを使わずに見れるようにしてもらいたいものです。